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サーキットテスト28

2011年7月16日
岡山国際サーキット ティーポ・オーバーヒート・ミーティング2011前日走行

車輌:RSD430チャレンジ
タイヤ:ピレリ スリック
ドライバー:切替 優太


 去年のティーポオーバーヒートミーティングのレースでは、決勝レースでのラップタイムの安定に成功しましたが、今年はタイムアタックで良いタイムを出すことを目標にセットアップしました。

 データロガーを用いて、セッティング変更による速度の違いやタイム差を細かくデータを取りました。以前、JAFのフォーミュラレースをしていたとき、走行後にチーム監督と一緒にロガーのデータとにらめっこしながら、ひたすら速さを追及した日々のことを思い出しながらやってきました。

 ダウンフォースをつけていくと、前半の高速セクションでは安定してアクセルを開けられ区間タイムも短縮できますが、その後の低速セクションでは4輪の荷重バランスをうまく配分できるようなサスペンションセッティングとタイヤをしっかりグリップさせられる無駄のないドライビング操作が必要になります。

 翌日の予選では、これまでの36秒台だったのが、1分35秒675まで一気にタイムアップできました。

 


2012年5月31日
富士スピードウェイ スポーツ走行

車両:RSD430チャレンジ
ドライバー:切替たかき


 RSD430チャレンジに開発中のフロントカナードを数種類持ち込み、走行テストを行ってきました。形状を決める際にストレートでの速度低下をなるべく起こさせないで、コーナーでのフロントタイヤのグリップ力を向上させられるように拘りました。

 コースインして、アクセル全開でメインストレートを加速するとそれほど抵抗感はなく、タイムロスしている感覚はありませんでした。コーナーでは、ステアリングを切り込んでクリッピングポイントへ向かう間、フロントタイヤのグリップ力が上がっていくのが感じ取られ、カナードのないときと同じブレーキ操作、ステアリング操作で進入していくと、フロントの限界が引き上げられたことによりリアが振り回される形でスライドをはじめました。

 フロントカナードの効果を確認した後は、それに合わせたセットアップを行いました。フロントタイヤのアライメント、サスペンションの減衰調整、リアのアライメント、リアウィングの角度調整、車高調整などを行い、マシンバランスを仕上げていきました。



2012年6月20日
筑波サーキット スポーツ走行

車両:RSD355チャレンジ
ドライバー:切替優太


 F355用のRSDフロントリップスポイラーの次期モデル(タイプ2)のテストで、筑波サーキットを走ってきました。
スポイラーの変化を確かめるために、車両側のセッティングやタイヤ(ハンコックスリックタイヤ)は前回走行時と同じで行いました。ブレーキを残しながらターンインすると、各コーナーでオーバーステアになりました。また、最終コーナーでアクセルを開けて加速していく最中に、フロントよりもリアが先に限界が訪れ、よりアクセルを開けて荷重を載せてあげる必要がありました。このように、コーナリング中のフロントタイヤを押さえつける力が増し、それまで前後バランスの取れていたセッティングがオーバーステア特性に変化しました。

 オーバーステアを解消するために、途中でピットインし、リアウィングの角度を立ててみると、ブレーキングでの安定が増し、次の操作(ステアイン)へすぐ入れるようになりました。コーナー立ち上がりのアクセルオンも早くなり、ストレートエンドの速度も上がっていました。特に最終コーナーで顕著に表れました。ウィングの角度も過去最高に付けた(立てた)状態でしたが、それで前後バランスが取れていることからフロントスポイラーの効果と判断できます。

 データロガー上では、4月涼しい時期に出しましたバックストレートエンドの最高速度と1kmしか違いませんでした。これは前回の走行から5kmアップになります。また、最終コーナーのボトム速度およびコントロールタワー下の速度も2kmアップ(今回のテストの中で)しています。テスト時は、気温33度、路面温度46度でした。

 今回のテストでは、違いを見るために連続周回が必要になりましたが、ハンコックのスリックタイヤは連続で周回してもグリップダウンが少なく、今回のテストに大いに貢献してくれました。

 また、夏のサーキット走行では、F355は水温上昇に悩まされますが、今回モータースポーツ専用冷却水レーシングH2OスペックR(スピードコンセプト製)を入れてきました。レースラップと同じ周回を重ねても水温97度といつもより低い温度で走り続けることができました。また、ピットインするときなどのスロースピードになったときには、水温の下がりも通常の冷却水よりも早く、こちらも性能を確認することができました。

 この冷却水はRSD430チャレンジでもすでにテストを行っており、クーリング時の水温低下などの効果を確認しています。

上記の結果から、弊社社長のコメントです。
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 F355用のフロントリップスポイラーの販売を目指して、サーキットテストを行いました。開発目的は、これまでのフロントリップスポイラーをモディファイしたもので、新作はフロント中心部の形を変更し、新たにアンダーパネルの装着により、より多くのダウンフォースを得ることができ、さらに両サイドの形を変更して、空気の流れをより良いものに改善してあります。
 元々F355はフロントスポイラーなしでも、ある程度のダウンフォースは確保されており、特に大きなスポイラーは不必要なため、既成スポイラーのモディファイ型としております。
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2012年8月9日
筑波サーキット 走行会

車両:RSD355チャレンジ
ドライバー:切替優太

車両:RSD360モデナ
ドライバー:切替たかき


 とある走行会でデモ走行をRSD355チャレンジとRSD360モデナの2台でしてきました。RSD355チャレンジは、フロントリップスポイラーの開発で、最近サーキットを良く走っていますが、RSD360モデナは5月5日のフェラーリカップ以来の走行でした。今回2台ともスリックタイヤで、RSD360モデナにはハンコック製(中古)を履かせていました。ダンロップスリックのセッティングまま、ハンコックタイヤを履かせたので、コーナーの中盤から後半にかけてアンダーステアでした。RSD355チャレンジは、タイプ2のスポイラー効果でフロントの入りが良くなり、タイトなコーナーを気持ち良く旋回できる特性でした。

 2台で接近してバトルした車載映像を見ていただくと、前述のステアリング特性が速度に表れています(1分40秒からの映像)。コーナリングの進入では安定して進入できるRSD360モデナが優勢で、立ち上がりにかけては、テールスライドをアクセルで止め、ステアリング舵角が少ない姿勢で早目にアクセルが全開になるRSD355チャレンジ。なかなかアクセルを開けられないRSD360モデナはコーナー出口の速度が低いままバックストレートへ。最終コーナーのブレーキングまで、前を行くRSD355チャレンジとほぼ加速が同じでした。

 コーナー立ち上がりで、アクセルを開けられるセッティングまたはドライビングができているかどうかで、マシンの差を埋めてしまうことがこの映像でわかるかと思います。




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