サーキットテスト20


2009年3月27日
筑波サーキット スポーツ走行

車輌:RSD355チャレンジ
タイヤ:Sタイヤ
ドライバー:切替 たかき


 前回からの続きで、フロントダンパーの仕様変更を施しからTC1000とTC2000とツインリンクもてぎでテストを繰り返し、コーナー進入と立ち上がりのバランスが取れてきて、TC1000では変更前とでコンマ7秒のタイムアップができました。
 前の週にあったフェラーリトロフィ(富士)のときと同じダイヤルでコースイン。全体的にフラットな姿勢でコーナーをクリアしていくものの、一番速度が落ちる第1ヘアピンや第2ヘアピンではクリッピングポイントへ向うところでアンダーステアが気になったので、ハイスピード側の減衰を落としてみるとしっかりタイヤに荷重が乗るようになってアンダーステアは解消しました。しかし、ブレーキング時のピッチング量が増えた気もしましたので、試しにロースピード側を硬くしてみると、ABSが介入しやすくなってきました。現状のパッケージの中で限界が見えてきたので、だいぶ煮詰まってきたと実感しました
 2本目の走行に向けて、車高を若干変更し、ウィングの角度を変えてみました。コーナーの進入から旋回速度は上がっているにも関わらず、ウィングはだんだんダウンフォースレス方向へといき、ほぼ水平まで戻っていきました。これまでは速度が上がるにつれてウィングもつけていく方向でしたが、ダンパーの性能が上がってエアロパーツに頼る部分が減ってきました。
 気温の落ちた2本目には、1分1秒192と驚異的なタイムが出ました。2008年インタークラブ第1戦(予選)の1分0秒938がこれまでのベストタイムですが、この日は終わりかけのタイヤで出したタイムなので、おそらくコンマ5秒は別タンク式RSDダンパーへの変更によってタイムアップしたと考えられます。
 たまにエンジン不調になるトラブルが最近出ていましたので、走行後にフェラーリテスターで診断してみるとTDCセンサー(クランク角上死点センサー)関係に原因があることが分かりました。デビューから14年経つF355、走りを楽しむには定期的なメンテナンスが必要です。



2009年4月24日
富士スピードウェイ スポーツ走行

車輌:RSD360モデナ
タイヤ:Sタイヤ
ドライバー:切替 たかき


 360モデナ用のニューRSDエアロパーツを装着して富士スピードウェイに行ってきました。1コーナーのブレーキングをいつもところから開始すると、リアの安定感が増していて、リアタイヤでもブレーキングがしっかり行なわれている感触があり、シフトダウンするポイントが手前になって、1コーナーにアプローチする頃には狙った速度よりも落ちてしまうくらいでした。
 コカ・コーラコーナーを過ぎて100Rを下るときのリアの強烈なグリップ感がスライドするかもしれないという恐怖心を取り除き、フロントの操舵に集中することができました。100Rのクリッピングポイントへ向ってステアリングを切り込むときに、それまでの高い横Gでアンダーステアになりやすいのが、逆にインに向っていってしまうくらいグリップ力が上がっていました。富士でもっとも度胸が試されるこの100Rでもエアロ効果で安心して踏んでいけるようになりました。
 新型エアロでコーナリングの限界速度が上がったので、それに合わせてサスペンションのセッティングも行ないました。同時にリアウィングもいろいろな角度で試してみました。ウィング幅を広げていますので、ダウンフォースが効きすぎるのを懸念してマイナス角度(地面に対して)にもなるように設計しています。実際にマイナス角度で走ってみると、100Rではノーズの入りの良さにリアが振られるようにスライドを始めますが、ゆっくりと滑り始めるのでステアリング操作も忙しくありません。
 サーキットで約400km走行したSタイヤでしたが、3月に新品Sタイヤで走ったときと、ほぼ同じ旋回速度で100Rを走れました。これまでテスト走行を繰り返してきて、おそらくこれがベストであろうという領域に届いてきた感じがします。

 この日は、RSD360モデナの他に、お客様の360チャレンジ2台とF355ベルリネッタとピットを共有しました。F355ベルリネッタは、ノーマルのブレーキシステムからAPレーシングに変更し、筑波のシェイクダウンから今日が2回目の走行となります。純正のブレーキでは2周で効かなくなるというので、フロントには6POTキャリパーに355ミリのブレーキローター、リアには4POTキャリパーに335ミリのブレーキローターをチョイス。ブレーキパッドは前後ともフェロードDS3000。純正のサイドブレーキが使えるようにリアのベルハウジングも製作しました。サーキット走行がメインというお客様の使用用途に合わせてこの仕様になりました。連続走行でもまったくブレーキに変化がなく、ブレーキを踏んだときのタッチの良さ、剛性感は素晴らしい!の一言だそうです。攻めた走りを続けていただいて、その高いパフォーマンスを私達もみていきたいと思います。



2009年6月3日
筑波サーキット スポーツ走行

車輌:RSD430チャレンジ
タイヤ:ピレリ スリック
ドライバー:切替 優太

車輌:RSD355チャレンジ
タイヤ:Sタイヤ
ドライバー:切替 徹


 RSD430チャレンジの初走行を筑波サーキットで行なってきました。現在、RSD430チャレンジにはヨーロッパでは主流となっているGTタイプのフロントスポイラーとリアウィングを装着しています。まずはこの状態から走り初め、RSDとしてオリジナルのエアロパーツを今後開発していきますので、ご期待ください。トラブルなく無事に走行が終了し、430チャレンジのパフォーマンスを体感してきました。ブレーキのフィーリングに慣れるところまでいきませんでしたが、しっかりとしたボディ剛性でコーナリング中の安定度は素晴らしいの一言です。ただ、360チャレンジよりも水温が高いので、これからの夏場の走行を考えると、水温対策をしなければならないでしょう。RSD355チャレンジも走行し、ダンパーのテストとブレーキのテストも現在行なっています。

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