サーキットテスト13


2007年4月24日
富士スピードウェイ スポーツ走行

車輌:RSD360チャレンジ
タイヤ:フロント DUNLOP スリック 中古
    リア DUNLOP スリック 中古
ドライバー:切替 優太

車輌:RSD360モデナ
タイヤ:フロント ブリジストンRE55S SR2 中古
    リア ブリジストンRE55S SR2 中古
ドライバー:切替 たかき


 現在開発中のリア・ディフューザーをRSD360チャレンジに装着して、そのテストを兼ねて富士スピードウェイに行ってきました。朝から降り続いている雨でコース上は完全ウェット状態。大きいピットを借りて雨宿りしながら天気の回復を待ちます。止む気配のない雨と気温の低さからドライ路面での走行は期待できないと判断し、ウェット路面の中まずRSD360モデナがコースイン。
 RSD360モデナにはまだリア・ディフューザーが装着されていないため、ドライ路面との違いのチェックから入りました。オーリンズサスペンションのダイヤルはドライ路面のときと同じ番数です。タイヤが温まってくると、ステアリングからはしっかりとインフォメーションが伝わってきます。低速コーナーではステアリング特性は弱アンダーステアで安定感がありますが、100Rや300Rでは今にもスライドしそうな気配があったので、ドライ時のウィング角度から最大ダウンフォースが発生するように角度を調整してみました。
 リアの安定感が格段に良くなり、100Rではいろいろなラインを試せる余裕すら出てきました。300Rも最後の頃にはどうにか全開でクリアできる程でした。ヘアピンや13コーナーなどの低速コーナーのブレーキングでもその安定感は感じられ、減速しやすくなった分コーナリング速度が落ちてしまうのに気を使うくらいでした。
 ドライ路面での走行ができず、RSD360チャレンジでの走行は早々と終了しました。したがってリア・ディフューザー有無の走りの違いを確認することはできませんでしたが、ストレートではディフューザー効果による直進安定性を体感することができました。ディフューザーのテストはこのあと筑波サーキットでも行ない、良い結果を得られたので販売に向けて準備を進めていく予定です。それについてはまたレポートできたらと思います。
 430チャレンジはレースデビューに向けて、しっかり準備しているようでした。チャレンジストラダーレやご一緒させていただいた360モデナの方もラジアルタイヤでの走行だったにも関わらず、クラッシュもなく無事に走行が終わることができました。クルマを壊さないことが第一ですので、無事に終わったのが何よりでした。





















2007年5月13日
富士スピードウェイ スポーツ走行

車輌:RSD360チャレンジ
タイヤ:フロント DUNLOP スリック 中古
    リア DUNLOP スリック 中古
ドライバー:切替 優太

車輌:RSD360モデナ
タイヤ:フロント ブリジストンRE55S SR2 中古
    リア ブリジストンRE55S SR2 中古
ドライバー:切替 たかき


 リア・ディフューザーを装着して臨んだ5月5日のフェラーリカップ(オールドナウ・カーフェスティバル)では夏日ながらもRSD360チャレンジは59秒台、RSD360モデナは1分0秒台を予選タイムアタックで叩き出しました。RSD360モデナのタイムで比較しますと、今年3月のインタークラブレースでは新品Sタイヤを装着してアタックしたタイムから0秒1しか遅くなっていません。筑波サーキットにおいてリア・ディフューザーの効果を体感できたのは、ダンロップコーナーを立ち上がり、左にかかっている横Gを次ぎの80Rコーナーに向け右に移動させて3速、4速と加速させながら旋回していったときのリアの安定感が増しました。テールがスライドしそうな予感もなく、しっかり路面を捉えてラインをトレースしていくのでアウト側にはらんでいくことも軽減されました。バックストレートエンドでは5速にシフトアップしてすぐに最終コーナーに向けて減速するのですが、最終コーナーに進入するときにも安定感を感じ、それまでリアがスライドしそうになるのを小刻みにステアリング修正していたのが、全く修正を入れることなくクリッピングポイントへ向かうことができました。攻めているはずが攻めていないような安心感のなかで全開走行ができました。
 リアの安定が増したことでステアリング特性も弱オーバーステアからアンダーステア方向へと変化しましたので、その対策パーツとしてアンダーフラップも装着しました。コーナー立ち上がりでのフロントの荷重不足を補ってくれるので、進入速度をドロップさせることなくスムーズに加速できるようになったのが好タイムに繋がったのでしょう。




 筑波サーキットで好印象を受けたので、そのままフェラーリ・トロフィの行なわれる富士スピードウェイへ持ち込みました。コカ・コーラコーナーのブレーキングからターンインでクルマの姿勢変化にダルさが無くなり、短時間でコーナーをクリアできるような印象を受けました。続いて100Rへ下っていくときもリアにしっかり荷重が乗っているのでアクセルを開けていくのに躊躇することが無くなりました。ヘアピンのアプローチでもリアの荷重が乗っているので、減速しやすく挙動も乱れることがないために、よりハードなブレーキングが可能になりました。また、アクセルオンのタイミングも早くなり、スピードが乗っていくのを感じました。
 メインストレートでの最高速度の落ち込みも見られなかったので、フェラーリトロフィの決勝レース中のバトルでもストレートの伸びに全く問題はありませんでした。


両方のサーキットで良い結果を出すことができましたので、リア・ディフューザーを販売することにいたしました。


2007年6月13日
筑波サーキット スポーツ走行


車輌:RSD360モデナ
タイヤ:フロント ブリジストンRE55S SR2 中古
    リア ブリジストンRE55S SR2 中古
ドライバー:切替 たかき


 先月にサーキットデビューされたF355ベルリネッタのお客様と筑波サーキットを走ってきました。F355ベルリネッタは、サーキット走行に向けてRSDダンパーキットとフェロードのスポーツブレーキパッドへの変更と、タイヤについては徐々にステップアップしていきたいというオーナー様の要望でラジアルタイヤを選択されています。この日は路面温度53度という真夏の暑さで、クルマの各温度管理やドライバーの体力消耗による集中力の低下がアクシデントに繋がることもありますので、30分の走行時間のなかで2回ピットインすることを勧めました。2本の走行も無事に走り切り、たくさんの汗をかいていらっしゃいました。これから筑波サーキットを攻略していってもらいたいと思います。




 RSD360モデナはこれからの暑い時期に向けて車高を若干上げ、一発タイム狙いのセットアップから連続周回でも安定したタイムで走りきれるようなコントロール重視にしました。それに伴って、サスペンションやウィングの角度など走りながらセットアップしていきました。リア・ディフューザーの効果でコーナーへの進入速度を上げられるようになり、それに合わせてピッチングを抑えるためフロントサスペンションのタンクで縮みの減衰を硬くしました。この状態で周回を重ね、前後のグリップバランスを今度はウィングで調整しました。1本目の走行では1分2秒5あたりで周回していたのが、調整を繰り返し2本目ではベストタイムが1分1秒4、1分2秒0あたりで周回していました。


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